@techreport{oai:kobe-cufs.repo.nii.ac.jp:00001248, author = {江阪, 太郎}, issue = {36}, month = {Apr}, note = {本稿の目的は、実際の固定相場制の通貨危機発生リスクへの影響を分析することである。そこで本稿では、為替制度選択におけるセルフセレクション・バイアスを除去するために、propensity score matching法を用いて、実際の固定相場制の通貨危機発生への平均トリートメント効果を推定した。分析結果によれば、第一に、変動相場制に比べて、固定相場制を採用することにより、通貨危機発生確率を統計的に有意に低下させていた。第二に、金融政策の自由度がなく、規律が最も厳しい制度である資本自由化の下での固定相場制が他の制度に比べて、通貨危機発生確率を統計的に有意に低下させていた。これらの分析結果は、様々なマッチング法を用いても、または、様々なサンプルにおいても変わらなかったので、ロバストな結果であると言える。}, title = {実際の固定相場制の通貨危機発生への影響 : Propensity Score Matching法による分析}, year = {2010} }