@techreport{oai:kobe-cufs.repo.nii.ac.jp:00001240, author = {江阪, 太郎}, issue = {27}, month = {Feb}, note = {本稿では、1980年から2001年の期間における84カ国において、実際の為替制度の違い(固定相場制と変動相場制)が通貨危機の発生に影響を及ぼしているのかをプロピット・モデルを用いて分析した。第一に、Reinhart and Rogoff (2004)の実際の為替制度データを用いた場合、固定相場制は変動相場制に比べて、通貨危機の発生確率を統計的に有意に低下させていた。第二に、資本規制の有無と為替制度の組合せを考慮した分析によれば、金融政策の自由度がなく、規律が最も厳しい制度である資本自由化の下での固定相場制が他の制度に比べて、通貨危機の発生確率を統計的に有意に低下させていた。なお、プロピット・モデルの推定式の説明変数を加えても、または、様々なサンプルにおいても、これらの主要な分析結果は変わらなかった。, 文部科学省科学研究費(若手研究(B))2005年度~2007年度、研究課題番号:17730166}, title = {為替制度と通貨危機:資本自由化の下での固定相場制は通貨危機を発生させやすいのか}, year = {2008} }